GoogleがAndroid12から搭載しているMaterial You。壁紙の色からAndroidのテーマカラーを勝手に選んでくれるとても優れた機能である。
今回は「Material You」を最大限に利用してAndroidのデザインを定期的に変更する方法について、筆者の実体験をもとに解説していきます。
Material youとは
Material youの説明を超ざっくりすると、「OSデザイン変更ツール」ということ。
スマホのホーム画面の壁紙からAIが色を抽出し、通知画面やキーボード（Gbord）、ホーム画面のアイコンやウィジェットのカラーを壁紙にあった色にしてくれる。
Android12以降のスマホは基本的に使えるはず。ただし、筆者が以前使用していたXperia5Ⅲソフトバンクモバイルは対応していなかった。
Material youという名の革命
現代人はスマホを毎日必ず目にするもの。いつもの画面でいつもの作業を淡々こなすのも悪くないのだが、その代り映えのない画面に花を咲かせてみるとどうだろう。
Material youは、Androidスマホのデザインの一気に変化させ、日常生活に彩を加えるポテンシャルを秘めている。
だいたい、たかが1つの機能でそんなに変わるもんなの？
スマホを使ってて勝手にOSのデザインが変わったらリフレッシュしない？
部屋を片付けたら気分がすっきりするのと同じ理論だと個人的に思ってる。
そういうことなので、Material youでスマホを使うのがちょっと楽しくなると思います。多分、多分ね。
ただし、Material youの色は勝手に変わってくれない。なぜなら、壁紙と同期しているからだ。
私みたいに、定期的に色が自動で変更されるみたいなことは標準ではできないんですよね。
めんどくさいですが、少し手に入れることにしました。
Material youのカラーを定期的に変更するには？
ぶっちゃけた話、壁紙が変わればMaterial youの色も勝手に変わります。
ただ、壁紙を定期的に設定から変更するのは…まあめんどくさい。どうせだったら自動化したいですよね。
つまり、壁紙を定期的に自動で変更するといったことを外部のツールでできれば解決するというわけです。
方法1 Muzeiを使用する
Muzeiとはなんぞやと、思う人も多いでしょう。これはデバイスの画像を定期的にライブ壁紙として設定することができる便利アプリ。
Material youはたとえライブ壁紙であってもしっかり色を認識してくれるため、普通の壁紙をライブ壁紙として表示して、定期的に変更してやろう。そういった考えである。
また、デバイスの画像だけでなく、Muzeiが用意しているアート画像を定期的に表示することも可能。
方法は以下の通り。
アプリをインストールして、Muzeiのホーム画面にある「My Photos」からSETTINGを選択。ダウンロードはコチラ
下部の＋ボタンを押して、フォルダマークを選択。
画像が保存されているフォルダを選択したら完了。写真フォルダにすれば、撮影した画像を表示できる。
画像の表示間隔は「Auto Advance」から変更可能。また、ダブルタップなどのジェスチャーで変更することも可能。
ただし、アプリが日本語に対応していないため、最初のほうは多少戸惑う場合がある。ただ、アプリの機能はかなり単純なので、大して問題にはならないはずだ。
方法2 MacroDroidを使用する
MacroDroidを知っている人は多いだろう。Android上でマクロを組んで、様々な動作を自動化するために使用されたりすることが多い。
Macrodroidで壁紙を定期的に変更するマクロを作成するのだが、壁紙を定期的にランダムなものに変更するマクロは簡単にできるものではないため、今回は割愛させてもらう。
ただ、複数のマクロを作成して条件によって壁紙を変更するマクロは簡単にできるため、もしマクロを作成するのならそちらがおすすめ。
運用方法について
筆者は方法1のMuzeiを使用する方法で決着した。壁紙専用フォルダを作成して、そのフォルダをMuzeiで選択して、15分に1回ランダムに変更するようにした。
Material youの使用上、一回スリープ状態にしなければOSのテーマカラーが変わらないため、注意が必要だ。
ただし、定期的に通知画面やキーボードの色・ウィジェットのカラーが変わるため、なかなか面白い機能だと個人的には思うが、皆さんはどうだろうか？
