日常生活において、
「せっかく光回線を導入しているのに、インターネットが遅く感じる」
「ルーターから離れると接続されにくい」
なんてことがあるだろう。
その原因の一つとして、ルーターがWifi4やWifi5などの前の規格にしか対応していないことがあるためである。
そこで次の規格であるWifi6はどうなのか。実際にWifi6とWifi5の規格の違いについて解説していこうと思う。
速度が大幅向上
Wi-Fi6は以前の規格であるWi-Fi5に比べ、最大通信速度が約1.4倍も高速です。
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_106.html
Wi-Fi6とは? 5GやWi-Fi5との違いを初心者にもわかりやすく解説
上記の通り、Wifi6はWifi5と比べても約1.4倍高速であり、Wifi5で未対応であった2.4GHzをサポートしている。つまり、Wifi6は単純に速度が向上したうえ、低周波数帯でも速度が向上したということになる。
我が家はWIMAXで運用しているが、WIMAXルータの規格はWifi5だったため速くても100Mbpsだった。しかし、ルーターをWifi6対応のものにしただけで、速度が100Mbpsから300Mbpsへと大幅に速度が向上した。
つながりやすさ、複数台接続に革命
しかも、Wi-Fi6は2.4GHz帯と5GHz帯と両方の周波数が利用できるため、電波の状況に合わせて適切な周波数に接続を変更することで、より快適なネットワーク利用が行えるのです。
また、Wifi6は「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」と呼ばれる無線通信方式の技術を採用したことで、複数デバイスの同時接続が可能となりました。
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_106.html
Wi-Fi6とは? 5GやWi-Fi5との違いを初心者にもわかりやすく解説
Wifiには2.4Ghz帯にも対応しているため、仮にデバイスが階をまたいで5GHzの電波がつながらなくても2.4GHzの電波を拾ってくれるのでつながりやすくなっている。しかし、Wifi5では2.4Ghz帯に対応しておらず、低速での通信を余儀なくされた。
だが、Wifi6では5Ghzのほかに2.4Ghz帯にも対応したため、より扱いやすくなっている。
Wifi6は小回りが利くため、床や壁などを挟んでも安定してルーターと接続することができる。
いまがねらい目のWifi6対応ルーター
実はWifi6の規格は型落ちである。
次世代のWifi7という規格が出てきてしまったため、Wifi6のルーターが家電量販店や中古リサイクルショップで安く販売されていたりする。
安いものは2~3000円程度で販売されているため、古いルーターを利用している家庭は買い替えを検討するのもよいかもしれない。