
KyashでQUICPay+のサービスが終了するって本当?
終了した際の影響などについても知りたい。
このような疑問に答えます。
QUICPay+決済のサービス終了

Kyashは2025年6月2日に「QUICPay+™(クイックペイ)の新規申込および利用終了について」を発表しました。
これは、現在Kyashで使用できるQUICPay+の支払い方法を順次終了していくという内容のプレスリリースです。
では、KyashでQUICPay+が使えなくなるとどのような影響があるでしょうか。順番に解説していきます。
電子マネーでの決済が不可能に

まず、Kyashの残高から電子マネーで支払うことができなくなります。
今までは、クレジットカード決済が使用できなくても、電子マネー決済が使用できる店舗でQUICPay+が使用できる場合はKyashの残高からQUICPay+の支払い方法として引き落としすることができました。
しかし、今回の改悪によってQUICPay+が使用できなくなるため、クレジットカード決済に対応していなくてもQUICPay+が使用できるお店で使用できていたものが使用できなくなります。
そのため、QUICPay+のみ対応店舗でのKyash残高払いが不可能になります。
Android端末での実店舗決済が不可能に

しかし、今後QUICPay+のサービスが終了することによってApplePayやGoogleウォレットにカードを追加しても非接触決済ができなくなります。
また、Kyashカードは物理カードでのVisaタッチ決済には対応していますが、ApplePayやGoogleウォレットなどではVisaタッチ決済には対応していません。そのため、ApplePayやGoogleウォレットから可能だったKyash残高からの決済が完全にできなくなります。
追記:2025年6月3日に、KyashのバーチャルプリペイドカードからApplePayでVisaタッチ決済が使用できるようになりました。しかし、GooglePayには搭載できないので、Android端末では十店舗決済ができない状態となりました。詳細は下記記事から。
物理カードを持っていない人はネット決済のみに(ApplePayは例外)

Kyashでは物理カードを発行できますが、バーチャルカードのみでの利用も可能です。バーチャルカードのみだと、決済手段がネットでのクレジットカード決済か実店舗でのQUICPay+の決済に限られます。
しかし、今回のQUICPay+のサービス終了で、バーチャルカードを用いた実店舗での決済が不可能になります。
こんご、バーチャルカードのみを利用できる方が実店舗でKyashを利用する場合、物理カードを別で発行する必要があります。
なお、物理カードに関してもKyashCardLiteがサービス終了してしまったので、KyashCard(発行手数料900円)を発行する必要があります。
追記:2025年6月3日に、KyashのバーチャルプリペイドカードからApplePayでVisaタッチ決済が使用できるようになりました。そのため、バーチャルプリペイドカードだけの場合でもApplePayに登録すれば実店舗決済は可能です。詳細は下記記事から。
いつまで使える?サービス終了時期について

公式のプレスリリースには以下の記述があります。
1. QUICPay+™の新規申込(プロビジョニング)終了
2025年6月2日(月)17時をもちまして、新規のQUICPay+™の申込を終了いたします。
(カードの紛失盗難などによる再発行での申込も終了となります)
2025年6月2日(月)17時以降は、QUICPay+™の新規申込(Apple Payおよび Google Pay の設定)はできませんので、ご注意ください。2. 既存ユーザーのQUICPay+™利用終了
2025年8月31日(日)18時をもちまして、すでにお申込済みのQUICPay+™もご利用いただけなくなります。機種変更や端末の初期化による再申込も、2025年8月31日(日)18時以降はできませんので、ご利用中の方はご注意ください。
【重要なお知らせ】QUICPay+™(クイックペイ)の新規申込および利用終了について
https://www.kyash.co/information/20250602
上記の引用文には、QUICPay+の新規申込が2025年6月2日(月)17時に終了するという記載があります。つまり、この記事が世に公開されている時点ですでにQUICPay+の新規申し込みができなくなっている状態になっています。
しかも同時に、ApplePayやGoogleウォレットへのKyashカードの登録も不可能となりました。これにより、誤ってApplePayやGoogleウォレットからカードを削除してしまった場合などに再度登録することができなくなりました。
さらに、盗難や紛失でカードを再発行をした場合なども利用ができなくなります。
逆に言えば、8月31日まではQUICPay+での決済は可能なので、乗り換え先を探す期間としての猶予期間があるという認識もあるかと思います。
ここ最近のKyashの改悪について

ここ最近のKyashの改悪についてまとめました。
それぞれ、なかなかインパクトのある改悪で今後どうなるか注目されますが、我々消費者が行うことはいかにしてお得に生活するということなので、別のサービスへの乗り換えを考えていかなければなりません。
今後の代替手段について
今後、QUICPay+またはそれに準ずるサービスが利用できる代替手段は以下の通りです。
クレジットカードをApplePayやGoogleウォレットに登録

クレジットカードをすでにお持ちの方は、お持ちのクレジットカードをApplePayやGoogleウォレットに登録することでQUICPay+や同じような電子マネーのサービスであるIDも使用することが可能です。
QUICPay+やIDで支払った場合はクレジットカードの明細にそのまま記載されるので、通常のクレジットカード払いと同じような感覚で決済することが可能です。
Oliveの口座開設

未成年でクレジットカードが使えない場合などは、三井住友銀行のOliveを開設するという手もあります。年齢制限はなく、18歳未満でもデビットカードでの決済が可能です。また、OliveのカードをApplePayやGoogleウォレットに登録することも可能なので、物理カードでの実店舗決済やスマートフォンを利用したコンタクトレス決済も可能です。
JALPayやANAPayなど

Kyashのようなサービスを求めているならJALPayやANAPayなどのサービスもおすすめです。どちらも、マイレージクラブへの入会(無料)をすることで利用することができ、入会後にバーチャルプリペイドが発行されます。
支払い方法は、バーチャルプリペイドをはじめ、クレジットカードのタッチ決済、smartcode、電子マネー(IDやQUICPay+)での決済が可能です。
チャージ方法は、クレジットカードからのチャージや銀行口座・コンビニATMなどが利用できます。