Sonyのワイヤレスイヤホンは高性能で人気がありますが、iPhoneで使用する際にはいくつかの制約があります。今回は、iPhoneでSonyのワイヤレスイヤホンを使用する際に注意すべきポイントを3つ解説します。
ポイント1: Google Fast Pairが使えない
Google Fast Pairは、AndroidスマホとBluetooth機器のペアリングを簡単に行える便利な機能です。しかし、iPhoneはAppleの製品のため、この機能は利用できません。そのため、Sonyのワイヤレスイヤホンをペアリングする際は、iPhoneの設定画面から手動で行う必要があります。
ポイント2: 位置情報検索ができない
Sonyのワイヤレスイヤホンは、iPhoneの「探す」アプリに対応していないため、位置情報を確認することができません。イヤホンを紛失した場合、位置情報を確認するには常にAndroid端末に接続されている必要があります。
ポイント3: コーデックはSBCとAACのみ
Sonyのハイエンドモデルには、高音質コーデックのLDACに対応しているものがありますが、iPhoneではAACコーデックでの接続となります。より高音質なサウンドを楽しみたい方には、この点に注意が必要です。
逆にできること
制約はありますが、Sonyの専用アプリ「SoundConnect」に対応しているため、多くの機能が利用可能です。以下はその機能の一例です。
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み
- イコライザー調整
- 360 Reality Audio
- スピーク・トゥ・チャット機能
- マルチポイント接続
- DSEE Extreme
また、iPhoneのコントロールセンターで電池残量を確認できるなど、基本的な使い勝手はAndroid端末とほぼ同じです。これらの注意点が気にならない方にとっては、快適に使用できるでしょう。
まとめ
Sonyのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンは、iPhoneでの使用時に以下の制約があります。
- Google Fast Pair非対応
- 「探す」アプリでの位置情報検索不可
- LDACコーデック非対応
しかし、SoundConnectアプリのおかげで、多くの機能(イコライザー、360 Reality Audio、スピーク・トゥ・チャットなど)は問題なく利用可能です。
一方、イヤホンの紛失が心配な方や、iPhoneとの完璧な連携を求める方には、AirPodsがより適しているかもしれません。
最終的には、ご自身の使用スタイルと優先順位に合わせて選択することが大切です。高音質と多機能性を求めるiPhoneユーザーにとって、Sonyワイヤレスイヤホンは依然として魅力的な選択肢と言えるでしょう。